腱鞘炎にかかったときの対処法

腱鞘炎の症状

 

腱鞘炎が発生している腱を動かしたり、触ったりすると痛みを感じるようになります。また、炎症を起こしている腱の近くの関節を少し動かすだけでも、強い痛みを感じるようになります。

 

そして、腱鞘炎は液体が溜まって炎症を起こしているわけですから、その部分が腫れることもあります。

 

強皮症によって発生する慢性腱鞘炎の場合は、腱鞘が乾燥した状態です。ですから、腱鞘と他の組織との間に摩擦が発生し、こするような感覚を感じることがあります。この場合、聴診器を使用してみると、関節を動かした時にきしむような音が聞こえる場合もあります。

 

腱鞘炎の具体的な症状には、手や指、そして腕がだるくなる、動きにくくなる、痛くなる、しびれる、腫れるといったものがあります。特に多いのは、手の平や甲、指を押した時や曲げ伸ばしをした時に、鈍い痛みを感じる場合です。

 

指の関節を曲げたり伸ばしたりした時に、カクカクと音が鳴る場合も腱鞘炎の疑いがあります。パソコンでタイピングを長時間やっても特に何も感じないという場合であっても、その作業を終えた数時間後に次第に痛みが感じられるようになってくるケースもあります。

 

つまり、腱鞘炎の症状というものは、後からやって来るわけなのです。ですから、実際に痛みを感じる前に休憩を取るということが重要になってきます。また、一度腱鞘炎になってしまうと、短期間で再発しやすくなります。